【図解なしでもわかる】8人制サッカー・1人審判の動き方完全ガイド!基本のポジションと疲れないコツ

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kou
こんにちは。 kouです。

ジュニアサッカーの現場では、
審判(レフェリー)を「1人制」で行うことが非常に多いですよね。

公式戦では主審+補助審判の場合もありますが、
練習試合やローカルなカップ戦では「8人制・1人審判(ワンオペ)」が基本です。

  • 「オフサイドラインを見ながらボールも追うなんて無理!」

  • 「カウンターの時に置いていかれる…」

  • 「ポジショニングの正解がわからない」

このように悩んでいるお父さんコーチや審判員の方は多いのではないでしょうか?

この記事では、

検索でも多くの方が調べている「8人制サッカーにおける1人審判の動き方」について、
基本のセオリーと、明日から使える実践的なコツを解説します。

目次

1人審判(ワンオペ)が難しい最大の理由

そもそも、なぜ1人審判はこれほど難しいのでしょうか。
それは「見るべき角度」と「距離」が矛盾するからです。

通常、主審はボール周辺の争い(ファウル)を近くで見たいと考えます。
しかし、
同時にオフサイドライン(守備側の最終ライン)もキープしなければなりません。

8人制サッカーはコートが狭いとはいえ、
展開が早いため、
この2つを同時にこなすには「効率的なポジショニング」が不可欠です。

基本の動き方:対角線(ダイアゴナル)を意識する

1人審判であっても、
基本は3人制や4人制と同じ「ダイアゴナル・システム(対角線)」の動きを意識します。

フィールドを斜めに走るイメージ

基本的には、タッチラインの少し内側を、
ペナルティエリアの角から反対側のペナルティエリアの角へ向かって、
対角線(斜め)に動くのがセオリーです。

  1. 常にボールを左側(または右側)に見るようにする
  2. 選手に背中を向けない
  3. プレーの展開を先読みして動く

ただ、1人審判の場合は、

これに加えて「オフサイドラインへの配慮」が必要になります。

実践!シーン別ポジショニングの正解

STEP
キックオフ時

ここからは具体的なシーン別の動き方を解説します。

センターサークル付近に立ちます。
ボールと守備側の選手、攻撃側の選手全体が見渡せる位置です。
基本的にはハーフウェーライン上で、
少しボール保持側と反対に位置取ると動き出しやすくなります。

STEP
インプレー中(攻め込んでいる時)

これが一番悩みどころですが、
優先順位は以下の通りです。

  1. ゴール前の競り合い(得点・ファウル)

  2. オフサイドライン

攻撃がペナルティエリア付近まで進んだら、
オフサイドラインを気にしつつも、
「ペナルティエリアの角」付近まで侵入して、ゴール前の混戦を監視します。

ここでのポイントは、
「ボールに近づきすぎないこと」です。
近づきすぎると、クリアされた時に一気に置いていかれます。
「争点(ボール)から10〜15m」くらいの距離感を保つのが、
視野を確保しつつカウンターに備えるコツです。

STEP
ゴールキックの時

ゴールキックは、一気に攻守が入れ替わる可能性があるシーンです。

  • 落下地点の予測: ボールが落ちそうな位置(ハーフウェーライン付近)へあらかじめ移動します。

  • オフサイドの確認: 相手チームが前プレスをかけている場合は、その最終ラインも視野に入れます。

ゴールキックの瞬間にゴールエリアの真横にいる必要はありません。
蹴られた瞬間にハーフウェーライン付近にいられるよう、
早めにポジションを上げましょう。

STEP
コーナーキックの時

1人審判で最も難しいのがコーナーキックです。

おすすめの立ち位置: ゴールラインの延長線上ではなく、
「ペナルティエリアの角(キッカーと反対側)」あたり。

ゴールライン上で「ゴールインしたかどうか」を見たい気持ちはわかりますが、
1人審判の場合、クリアボールからのカウンターに対応できません。
少し引き気味の位置から、
「ゴール前の密集(ファウル)」「カウンターへの備え」の両方ができる位置を取りましょう。

上手な審判に見える「3つのコツ」

① 角度をつける(串刺しにならない)

動き方以外にも、以下の3点を意識すると「安定感のある審判」に見えます。

ボールと選手が重なって見える位置(串刺し)にいると、
ファウルが見えません。
常にプレーに対して斜めのアングルを取るように足を動かしましょう。
「距離」より「角度」が重要です。

② 止まって見る

走っている最中は視線がブレて、正確なジャッジができません。
「あ、接触しそうだ」と思ったら、
一瞬立ち止まって見る癖をつけましょう。
これだけで判定の説得力が上がります。

③ 予測して先に動く(スプリントを減らす)

「ボールが蹴られてから走る」のではなく、
「蹴られそうだから下がる」という予測が重要です。
特に8人制はロングボール一発で裏を取るシーンが多いので、
「常に半身になって、いつでもダッシュできる姿勢」をとっておくことが、
体力を温存する最大の秘訣です。

まとめ:完璧を求めすぎず、安全第一で!

8人制の1人審判で、
全てのオフサイドと全てのファウルを完璧に見極めるのは、
プロの審判員でも不可能です。

  1. 選手の安全を守る(危険なファウルを見逃さない)

  2. 得点に関わるシーンを近くで見る

  3. 明らかなオフサイドを取る

まずはこの3つに優先
順位を絞りましょう。
完璧なポジショニングよりも、
「選手たちが気持ちよくプレーできる雰囲気作り」こそが、
ジュニアサッカーの審判には最も大切です。

「1人審判の動き方」に慣れてきたら、
次は「審判カードの自作」「スムーズな試合進行」にもチャレンジしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

名前:kou
年齢:44歳
職業:薬局営業部長
・ジュニアサッカーコーチ
・サッカー3級審判員
・twitterで朝活
・ブログ運営
・仕事のDX推進
・業務アプリ製作
・ExcelVBA勉強中

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