kou「グラウンドでは小学生を相手にサッカーを教え、職場では年上の部下を含むチームをまとめる。」
私は今、そんな二足のわらじを履いています。
立場も年齢も違えば、抱えている悩みも違います。しかし、
日々試行錯誤を繰り返す中で、確信したことがあります。
それは、
「ジュニアサッカー選手を育てるのと、社員教育をするのは本質的に同じ」だということです。
特に「伝え方」において、私が最も大切にしている共通のポイントをお話しします。
「怒る」と「叱る」の境界線
以前もこのブログで触れましたが、
人を育てる上でまず整理すべきなのが「怒る」と「叱る」の違いです。


- 怒る: 自分の感情をぶつける行為(主語が自分)
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叱る: 相手の成長を願って正す行為(主語が相手)
これは、相手が小学生であっても、自分より年上の部下であっても変わりません。
感情に任せて「怒る」ことは、相手の思考を停止させ、萎縮させるだけです。
大切なのは、相手のミスを責めることではなく、
「次はどうすれば良くなるか」という未来への視点です。
結局「何を一番伝えたいか」が全て
指導の現場で陥りがちなのが、
あれもこれもと情報を詰め込みすぎて、
結局何が言いたいのか分からなくなるパターンです。
試合中の選手に
「もっと周りを見て、パスコースを探して、でも自分でも仕掛けて……」と指示しても、
子供の頭には残りません。これは、職場の後輩や年上の部下へのフィードバックでも同じです。
指導者が自分の中で、
「今、この瞬間に何を一番伝えたいか」を一つに絞り込めているか。
これが、相手に届くかどうかの分かれ道になります。
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サッカーなら: 「今は技術より、まず全力で戻る姿勢を見せてほしい」
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ビジネスなら: 「細かいスキルより、まずはお客様の困りごとに共感してほしい」
この「一言」を届けるために、他の枝葉をあえて捨てる勇気が必要です。
「自ら考え、動く力」を引き出す
私が目指しているのは、指示待ちの選手や社員を作ることではありません。
「何が一番大切か」という軸さえ伝わっていれば、
あとは本人たちが自分で判断できるようになります。
この「起業家精神(アントレプレナーシップ)」に近い自立心こそ、
スポーツとビジネスの垣根を越えて、これからの時代に必要な能力だと信じています。
選手=後輩。
彼らを一人の人間として尊重し、信じて待つ。
その根気強さが、指導者には求められているのだと痛感する毎日です。
人を育てる楽しさ
ジュニアサッカーのコーチとして、そして会社のマネージャーとして。
「何を一番伝えたいか」を常に自問自答しながら、
これからも一人ひとりと向き合っていきたいと思います。
そういう意味では、このブログも同じですね。
何を一番伝えたいのか、頭の中を整理する良い時間になっているように思います。
結局、フィールドが芝生の上か、オフィスの中かの違いだけで、
「人の成長に携わる喜び」は何もかわらないんだろうなと、最近感じています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。









