いまこそ知りたいDX戦略を読んで【薬局DX化】

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こんにちは。

このページはDXの本、

いまこそ知りたいDX戦略 自社のコアを再定義しデジタル化する」を読んで、調剤薬局のDXを行うにはどうすれば良いかを書いていきたいと思います。

いまこそ知りたいDX戦略を読んで【薬局DX化】

目次

いまこそ知りたいDX戦略 自社のコアを再定義しデジタル化する

 

今回読ませていただいた本は、

いまこそ知りたいDX戦略 自社のコアを再定義し、デジタル化する」です。

著者:石角 友愛(パロアルトインサイトCEO/AIビジネスデザイナー)

2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得され、
シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトを
シニアストラテジストとしてリード。
その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトを
シリコンバレーで起業されています。

主な著書はこちらです↓

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは

経済産業省が2018年12月にレポートとしてまとめたものがあり、

そちらの抜粋がこちらです↓

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。それによって企業として安定した収益を得られるような仕組みを作ること

引用元:経済産業省https://www.meti.go.jp/press/2018/12/20181212004/20181212004-1.pdf

このブログでは以前に別の本を読んでDXの事を書いています ↓

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本書のDXとは

 

石角 友愛さんがおっしゃているDXを少しご紹介させて頂きます。

DXとは、ツールの導入を行うといった局所的なIT導入のことではなく、デジタル技術を採用した根本的なビジネスモデルの変換を指す

引用:いまこそ知りたいDX戦略 自社のコアを再定義し、デジタル化する より

根本的なビジネスの変換とありますので、

つまりは、

会社のコアとなる部分をデジタル化することです。

コアとコンテクストに分けて考える

コアとは核となるもの、

コンテクストとは、マーケティングやプロモーション、商品化などを指すのだそうです。

例えばマイケルジョーダンにとってのコアはバスケットボール、

コンテクストはエア・ジョーダンなどの商品や、

マイケルジョーダンのドキュメンタリーもコンテクストとなる。

自動車メーカーの「今のコア」は、「自動車を製造すること」だが、

10年20年後は「モノや人を移動させること」になっているかもしれないと言われています。

では調剤薬局ではどうなんだろう?

調剤薬局のコアは「患者様に薬を提供すること」で、

これをデジタル化することが本当のDX、

トランスフォーメーションだということかもしれません。

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デジタイゼーション、デジタライゼーション

もう少しDX定義を深めるために、

DXを進めていくにあたり通過ポイントとなるものがあります。

それが「デジタイゼーション」と「デジタライゼーション」です。

この二つの内容をDXと認識している方もおられますのでご注意です。

流れとしては、

デジタイゼーション → デジタライゼーション →DXという感じです。

それでは薬局業界においてのデジタイゼーション、

デジタライゼーションをご説明していきます。

 

薬局のデジタイゼーション

 

デジタイゼーションとは、

アナログからデジタルへの移行」を表します。

デジタイゼーションは業務プロセスはそのままで、あくまでデジタル技術を取り入れ業務効率化する事がメインとなる意味です。

薬局でいうと、紙薬歴から電子薬歴になる事やクラウド薬歴になる事や、

薬袋に手書きしていたものがレセプト完了時に印刷されて出てくるなどもそうですね。

顧客管理や顧客の購買記録などをRPAを用いて自動化するなどといった事もです。

 

薬局のデジタライゼーション

 

デジタライゼーションとは、

デジタル化されたデータを利用して、作業の進め方やビジネスモデルを変革すること

たとえば、

レンタルビデオを借りて観ていたことが、オンラインで観れたりなどといった事です。

薬局でいうと今話題の「オンライン服薬指導アプリ」がそうですね。

今までは薬局に行かないと薬の説明が聞けず、薬がもらえずですが、

今後は薬の説明はオンライン服薬指導アプリで行い、

薬の受け渡しはパスボックスや配送、直接店舗でも可能になります。

服薬指導、投薬を患者様側が選択できるようになりました。

あとはチラシやニュースレターを作成して店舗で配布していたものを、

InstagramやTwitterなどでPRを行うことなどもです。

薬局業界はデジタライゼーションの段階までは進んできているように思います。

 

DXとは

デジタイゼーション、デジタライゼーションは、

業務効率やビジネスモデルのチェンジなどの意味を表しますが、

著書を引用させて頂くと、

DXとは、主に人や組織に関する変革を指す。
デジタライゼーションにより実現された新たなビジネスモデルとコアビジネスのデジタル変革を恒久的なものへと変えるためには、人の変化が必要不可欠になる。

引用:いまこそ知りたいDX戦略 自社のコアを再定義し、デジタル化する より

ここでいう「人」は、顧客、協力会社、社員などが当てはまります。

著者の石角さんはこうも言われています。

デジタイゼーションやデジタライゼーションが主に情報システム部や経営企画部、調達部や事業部単位での仕事だとしたら、DXは経営者が自ら舵を切って会社の文化や体制を変えていくことで初めて実現される抜本的構造改革なのである。

引用:いまこそ知りたいDX戦略 自社のコアを再定義し、デジタル化する より

つまりは、

社長が指揮を執り会社全体へデジタルを浸透させ恒久化する。

デジタル化を常に行いながら変革を行い続けられる組織づくり。

この段階が「DX」なのです。

薬局で出来るDXに向けて

調剤薬局は今、デジタイゼーションとデジタライゼーションを

様々行っている段階だと思います。

たとえば、

・POSレジの導入し売上の把握から分析、マーケティング戦略
・総務業務のRPA化
・グループウエアで各店の情報共有

処方箋の入力をバーコード読み取りで行い、

処方箋通り薬を用意するのも含めて調剤の機械化が進み、

調剤においての業務は効率化されてきました。

効率化して患者様とのコミュニケーションの時間を多く取れるようになり、

今、求められているのはコミュニケーション能力の高い人材だと感じています。

そのあたりを書いたページはこちらです↓

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薬局DX化 まとめ

 

最近色んな企業がDXに絡めたPRメールを送られています。

ですが、

そういったツールはデジタライゼーションなのだということがわかりました。

調剤薬局が出来るデジタライゼーション記事をまた書こうと思います。

調剤薬局が完全なDXになるには時間がかかる事だとは思いますが、

社会の流れを見つつ、

薬局業界、医療業界がどのようにすれば地域すべてに貢献できるのかを

常に考えていきたいですね。

最後までありがとうございます。

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この記事を書いた人

名前:Komo
年齢:43歳
職業:薬局営業部長
・ジュニアサッカーコーチ
・サッカー3級審判員
・twitterで朝活
・ブログ運営
・仕事のDX推進
・業務アプリ製作
・ExcelVBA勉強中

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